私たちの先生マリアとカルロス・リバローラご夫妻のご紹介
カルロス・リバローラ氏は1952年にブエノスアイレスのヴィジャ バジェスタで生まれ、
子供の頃からダンスに魅了され、8歳からアルゼンチンフォルクローレダンスを始めました。
その後アルゼンチンタンゴダンスを始め15歳のときマルデルプラタの劇場にて、マリアノ・モーレスとウーゴ・デル・カリルのショーに出演しプロデビューを果たしました。
1970年代には、いくつかのテレビ番組やブエノスアイレスの最も有名なキャバレーに出演し、
ファン・カルロス・コペスとマリア・ニエベス、エルヴィーラとヴィルラーソなど
著名なタンゴダンサーたちとステージを共にしました。
その頃、スペイン舞踊家だったマリアと出会い、タンゴのペアを組み結婚。”マリアとカルロス・リバローラ”としてタンゴ活動を開始。
1975年にはネリダとネルソンが主催するショウに出演。ペルー、コロンビア、ベネズエラを巡業。
また、テレビ番組”ラ・ボティカ・デル・タンゴに出演するなど活動の場を広げていきました。
1983年、彼らはパリで大成功をおさめた伝説のタンゴショウ「タンゴ・アルヘンティーノ」
初演時キャストに加わり、世界中を巡業。
観客に大きなインパクトを与えタンゴファンを獲得していきました。
彼は日本の文化や習慣に理解が深く、1984年よりタンゴダンス普及のため毎年日本を訪れることを決意。
その頃、地元名古屋でタンゴを踊る人はごくわずか数名にとどまっていましたが、彼の毎年の来名により少しずつタンゴを踊る人が増えていきました。
1996年、マリアとカルロス・リバローラ夫妻は日本のための特別公演「グランデス・デル・タンゴ・アルヘンティーノ」の総監督を務め、ファン・カルロス・コペスとマリア・ニエベス、ネリダとネルソン、マジョラルとエルサ・マリア、イネスとカルロス・ボルケス、
コロール・タンゴオーケストラによる興行を成功させました。
1998年、彼はアナマリア・スケテルマン監督のタンゴ・キネシスカンパニーでエレオノーラ・カサーノと共演
映画では、マルコス・ズリナガ監督の『タンゴ・バー』(1989年)、レナード・シュレイダー監督の『ネイキッド・タンゴ』(1991年)、カルロス・サウラ監督の『タンゴ』に重要な役柄として出演し、ダンサー兼振付師を務めました。
カルロス氏の後日談ですが、「初めて日本にタンゴを教えに来た時、10年後、20年後の日本のタンゴシーンが広がることを想像しながら、タンゴの基本をしっかり教えて育てていきたいと感じた。
年に2回継続的に来日することで日本の生徒との信頼関係や交流を深めていきタンゴの発展に繋げていくことを強く願っていたんだ。と話してくださいました。
彼の信念は今も変わらず30年近く継続的に日本を訪れています。